2022年7月1日~2日(その1)
秩父の石英閃緑岩の小ガマ。石英や長石の他にエピドートが生えてた。
— あてん (@aten_the_miner) 2022年7月6日
東日本だと晶洞性の深成岩は珍しいので、こんなんでもテンション上がる pic.twitter.com/c405Lv8Gmm
Twitterでも投下した、こちらの晶洞。
母岩は閃緑岩ということで、クソ固いのかと思いきや、案外簡単に割れました。せっかくなので、剥いで持ち帰ります。
立派ではないですが、小さい水晶や長石の自形結晶がびっしり生えています。
晶洞の面(上面)付近は、明らかに黒雲母などの有色鉱物が少なくて白っぽいです。アプライト脈かと思いますが、よく分かりません
正長石 Orthoclase
KAlSi3O8
長石は見てもわからないので、氷長石という事にしておきます。やや透明感があるところが良いですね。暗緑色柱状結晶は緑簾石
結晶粒の大きさに変化が無く、均質な岩石に現れる晶洞なので、正確にはペグマタイトとは言えないように思います
緑簾石 Epidote
Ca2Al2Fe(SiO4)3(OH)
石英や長石の隙間に、細かい緑簾石がたくさん生えていました。これも透明感があって綺麗ですが、いかんせん小さすぎて、手持ちの古代式デジカメではまともに写りません。
花崗岩の晶洞ではあまり見かけないと思いますが、ここではごく普通に現れます。花崗岩より苦鉄質鉱物の多い、閃緑岩を母岩とする事に関係してそうです。