2022年11月12日
あまりの気候の良さに開拓精神が爆発しまして、以前に目を付けておきながら、放ったらかしになっていたヤマを探査しました。
ターゲットは単純な裂か充填石英脈。母岩は頁岩・砂岩・凝灰岩・花崗閃緑岩および、これらの巨礫からなる礫岩。石英脈中の金属を対象に、過去に鉱山として稼行された実績があり、幾つかの坑口は確認済み。
脈は尾根沿いに走っていて、表土も厚くないため、比較的追跡しやすかったです。というか、脈とその周囲の母岩が珪化を受け、それが尾根として残ったのでは?とも思えます
石英脈の最も露出が良い部分。ちょうどここで脈が膨張しており、晶洞(ガマ)を形成していました。ハンマーの切先あたりなのですが、画像ではなかなか分かりにくいです。
なお、この露頭はオーバーハングしていて、あまり派手に叩くとヤバそうだったので、軽くちょっかいを出す程度に留めました。
派手なヒカリモノや、未知の鉱物を得られた訳ではありませんが、ある程度のサイズの水晶は出てきたので、一応記事にしてみました
SiO2
晶洞は粘土で充填されていたためダメージはほとんど無いですが、結晶面の半分ぐらいは微小水晶で覆われているため光沢は微妙。良く言えばドゥルージークオーツ。
この微小水晶、明らかにベースの大きな水晶の一方向に偏って付着してますが、どういう理由なんでしょうね。雪が降り積もるのと同じように、微小な水晶が降り注いだのだろうか?