野山にまじりて、石を割る。

栃木県と周辺の鉱物。

2022年5月15日 2ヶ所目(前編)

こちらは別な地域。

1ヶ所目と同様に、珪長石鉱山として稼行されたヤマですが、やはり微妙に出てくる鉱物が異なります。

どうでもいいですけど、帰り道の林道でタイヤがパンクして、エライ目に遭いました

JAFとタイヤ館の方々には感謝申し上げます。

 

ジルコン Zircon

ZrSiO4

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ここの稀元素鉱物は、電気石の結晶面に濃集する傾向があるようです。

分かりにくいですが、緑灰色~淡褐色粒状結晶のゼノタイム~ジルコンが、たくさんへばり付いてます。なかなか大粒だと思う

 

ゼノタイム Xenotime-(Y) 

YPO4

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電気石表面に、結晶の断面が現れたもの。

母岩の電気石は、風化のため脆くて、上手く剥ぐのはとても難しい。この石も、触れると電気石の粉がポロポロ落ちてきて恐ろしい

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電気石の脱落した面に現れた半自形結晶。

電気石と同時に成長して、結晶面の発達が阻害されたためか、ちくb…じゃなくてプッチンプリンみたいな妙な形をしています。